モデル校

北海道寿都郡黒松内町立黒松内中学校

平成17年12月21日(水)

第4回エコ改修検討会


■講座「改修による室内環境と省エネルギー」


■講座「黒中:耐震特性と耐震改修」


■個人宿題発表

  第4回検討会は黒松内町民センターで行われました。今回は珍しく、和室で行う検討会でした。
  今回のテーマは「改修の可能性を考える」ということで前半に3つの講座、後半は第2回検討会の時に出された個人宿題の発表とディスカッションという形式で行われました。黒松内中学校の校長先生を初め先生方も参加され、総勢40名を超える参加者となりました。

 最初の藤原先生の講座では「改修による室内環境の改善と省エネルギー」というテーマでお話頂きました。温熱環境の6要素や快適と不快についてのレクチャーの後、黒松内中学校で実際に測定した室内環境についての結果を報告して頂き、黒松内中学校について数値的に再確認する良い機会となりました。最後にはまとめとして4つの課題と3つの対応を示して頂きました。
 次に福本先生の「黒中:耐震特性と耐震改修技術」の講座では耐震診断に関する法令の変遷や、RCの建物と鉄骨造の建物の長寿命化対策についてのレクチャーの後、黒松内中学校を実際に耐震診断した中間報告をして頂きました。また講座の中で北大工学部をはじめとする耐震補強工法の様々な例を紹介して頂くと供に、黒松内町は低地断層帯という活断層が走っていること等の報告もありました。
 最後の講座は北総研の鈴木先生と北谷先生に「自然エネルギーの活用」についてお話頂きました。お二人にはこれまで何度もレクチャーして頂きましたが、今回は今までの講座のまとめと、黒松内中学の改修にあたって本当に実現できそうな「自然(新)エネルギーの利・活用」について専門家の立場から貴重な意見を頂きました。「自然(新)エネルギー」を華々しいエネルギーと捉えるのではなく、身近にある熱・光・風・空気の温度差というものを上手に利用することも自然(新)エネルギーの利用だということ等をお話頂きました。

 後半の個人宿題の発表では18名の方々が、持ち時間5分という短い時間の中、皆さんとても熱心にオーバータイム気味で発表してくださいました。具体的な技術提案をはじめ、黒中の立地環境をどう理解すべきか、校舎の特徴である光庭の活用、学校の将来像(1学年1クラス構成)を想定した提案、地域との連携のあり方等多岐に渡る色々な提案がありました(※)。
  第5回エコ改修検討会で予定しているワークショップに向けて様々なアイディアを考える具体的なきっかけになりました。発表は白熱し、夜8時近くの終了となり、札幌や函館からの参加者には夜の雪道の帰宅となってしまいました。

【ご登場の皆様】(敬称略・登場順)
■講師・アドバイザー
・藤原 陽三:(株)藤原環境科学研究所
・福本 雅之:(株)福本構造事務所
・鈴木 大隆:北海道立北方建築研究所科長
・北谷 幸恵:北海道立北方建築研究所
・小篠 隆生:北海道大学大学院 助手
・織田 要:北海道教育庁企画総務部学校施設課主査
      
  次回検討会の予定は年明け1月14日(土)新春特別講座、第5回エコ改修検討会は1月19日(木)です。
  皆様よいお年をお迎え下さい。 

※:黒松内中学校エコ改修事業ホームページを立ち上げました。http://www.aku.co.jp/eco/eco.html個人宿題の提案も掲載致します。参加者の皆様には次回に向けた参考にして下さい。


   

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