モデル校

長野県下伊那郡高森町立高森南小学校

平成21年3月 4日(水)

黒塗りペットボトルで省エネ大作戦!





日に当てたペットボトル


そうじに利用する様子

 外断熱構造に生まれ変わった本校の校舎。太陽の光の力で、こんなにも校舎を暖めることができるんだなぁと、子ども達も驚いています。寒さの厳しい長野県の本校でも、晴れている日はほとんどストーブを焚かなくて良いぐらいなのです。
 この力に興味を示したのは、3年生です。3年生は理科の学習で、光の性質を勉強します。虫眼鏡で太陽の光を集めることで、黒い画用紙が煙が出て焦げたり、穴が開いたりするのを観察した実験。この時ある子たちがつぶやきました。
「太陽の光ってやっぱりすごい!」
「黒い紙だと燃えちゃうんだ!たしかに、黒いカーテン(暗幕)引くと、周りがあつくなるもん。」
「そうだよ、テレビでもペットボトル黒くして、お湯を作っていたもん。それでお風呂のお湯にし たり、シャワーにしてたんだよね。」
このやりとりがあって、寒い冬を迎えたある日。ある子がクラスでもペットボトルでお湯を作ってみたいと提案してくれました。そして、授業でも考え合いながら、実際にやってみることにしました。
 初めて使う日。とても晴れたいい天気の日でした。ペットボトルから水をバケツに出すと、一気に湯気が上がります。
「うわー、こんなに熱くなるの!?すごーい。」
みんな大興奮でした。実際に普通の水道水とペットボトルの温度を比べてみると、水道水は5度、ペットボトルの水は45度と、40度以上上がっていました。
 最初は5個ほどから始めたペットボトルも、今では30個以上あります。みんな子ども達が集め、休み時間などに黒く塗ってくれました。子ども達は実際に行動してみることで、簡単にできる節約術を楽しんでいました。そして、自分たちのちょっとした工夫で、簡単にエコ生活ができることも実感していました。
 それは、他の行動にも表れています。黒塗りペットボトルを使うようになってから、戸の開け閉め、電気のつけっぱなし等の無駄に、とても敏感に反応するようになっています。一つの行動をきっかけに、エコに対する気持ちまで上がったようで、嬉しく見守っています。
 今後の目標は、この効果を全校中に伝え、全校で取り組めるようになるということです。このように、子ども達の中から、いろんなエコアイディアが出てくることを、今後も期待しています。
 

長野県下伊那郡高森町立高森南小学校