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平成18年5月10日(水)
![]() 講義:兵庫県産木材の活用について ![]() 多聞東中学校教室内の照度分布の測定 ![]() 庇の有無による建物内温度の違いの実験 |
第4回環境建築研究会が開催されました。参加者は76名でした。 座長である小玉先生(神戸芸術工科大学教授)からの挨拶を頂いたあと、講師の能口先生((有)ウッズ 代表,木材コーディネータ)に「兵庫県産木材の活用について」と題して講義をいただきました。木材は、成長過程でCO2を吸収し、その後建築材としてCO2をおよそ耐用年数の約50年間固定するという循環を形成していること、3cm角のスギ材のサイコロが固定している炭素の量は、人間1人が48秒間に排出する量に相当するとの興味深い試算結果を示されました。また、木の位置・成長過程等をデータベース化し、運用することで効率的・計画的に伐採する事例の報告をして頂きました。その後、木材の伐採から納品までの流通の現状について多数の写真とともに説明して頂きました。 次に講師の土川先生(兵庫県立大学助教授)から冬場、多聞東中学校の校舎内外の計15箇所で実施した温湿度測定の結果を報告して頂きました。教室の階数や南棟と北棟の間で室内温度に顕著な差がみられなかったことを説明頂きました。また、夏場にも測定して改修設計のための基礎資料を得るとともに、改修後にも温度測定を行い改修前後で比較をしたいとの意見を述べられました。 次に「日よけの工夫」のワーキングを実施しました。窓に水平庇(実物換算で30cm程度)がある部屋とない部屋を模擬した箱形模型に、太陽にみたてた電球から同時に光を照射しました。日中の太陽の動きを模擬するため箱を1分毎に移動させて、箱内の温度変化を観察しグラフ化しました。実験後、各班の代表者がグラフを用いて庇の有無と室内温度の関連について発表しました。参加者は庇の遮熱効果について具体的に知ることができました。なお、庇の効果がみられない結果となったグループが半数程度あり、実験の難しさも実感しました。 続いて小玉先生から「遮熱のデザイン」と題して、ミニ講義をいただき、国内外の建築にみられる遮熱の工夫や遮熱と採光という矛盾した目的を両立した建築の事例について説明いただきました。 第5回環境建築研究会は6月6日(火)、エコ建築の事例を実際に見学するということで岐阜県多治見市の多治見中学校見学会を予定しています。 |
