モデル校

群馬県太田市立中央小学校

平成19年12月26日(水)

第2回エコ改修検討会・環境教育勉強会(合同)


すだれ実験


中庭バルコニーの温度測定


グループ発表と三田村座長のコメント

第2回エコ改修検討会・環境教育勉強会(合同)では、前回に引き続き、温熱環境に関する講義をお聴きして、さらに参加者84名での学校歩きを行いました。

まず始めに、三田村座長より、温熱環境の基礎として『伝導・放射・対流・蒸発冷却《基礎編》』と題した講義を受けました。ストーブやカイロなどの身近な例を挙げながら熱移動の基礎について説明してくださったので、分かりやすく実感しやすい内容のお話でした。

続いて学校歩きです。
7班に分かれて中央小学校の校舎をぐるりと一回りしながら、校内の10箇所に設けられたポイントで、計測や実験を行いました。
中央小学校の先生方が先頭に立って案内役を引き受けてくださったので、学校での子どもたちの様子や、異なる季節での教室の環境など、現場の生の声をお聞きしながら見学することができました。

<各ポイントで行った計測や実験>
①触ってみよう&測ってみよう
北側に面した廊下の腰壁に手のひらをぴったり当てて触ってみました。想像以上に冷たいことに驚く方が多く、さらに放射温度計で壁の放射温度を計測して、数値で確認しました。

②サーモカメラを見てみよう
暖房された教室の前の廊下全体が映るようにサーモカメラを設置し、熱の分布を観察しました。廊下側に面したアルミサッシの枠や扉周りなどの色から、室内の熱がもれていることを見て取れました。

③照度を測って比べてみよう
教室や廊下、カーテンや照明の有無、日照の有無など、条件によって異なる照度を測定しました。先生方が暗いと感じている状況を数値で把握することができました。

④気温や湿度と室内の放射温度を比べてみよう
室内の気温や湿度と床、壁、天井の放射温度を測定して、比較してみました。
直接日光の当たっている床や壁は、暖房がなくても他よりも高い温度を示していたり、暖房している部屋でも床面や廊下側は意外と低い温度だったり、予想と差がありました。

⑤蒸発冷却の実験をしてみよう(すだれ実験、うちわ実験)
すだれの背後に200Wのレフ球を設置し、そのままの状態と、お湯を霧吹きで吹きつけた状態で、手をかざして温度の違いを体感したり、放射温度計で本社温度を測ってみました。
また、お湯に浸した脱脂綿で腕を濡らし、うちわで扇ぐことで、蒸発冷却を実感する実験も行いました。


学校歩きのまとめとして、班毎に『よいと感じたところ』『よくないと思ったところ』『こうしたらよくなるアイディア』という3点について話し合い、よいところ、よくないところのトップ3と、よくするアイディアを1案にまとめて班毎に発表し、三田村座長よりコメントや解説をいただきました。

最後に学校歩きと温熱環境の基礎講座のまとめとして、板橋座長よりコメントを頂戴し、三田村座長より人体の熱バランスについての解説を交えて総括的なお話をしていただきました。
なお、限られた時間での講義であったため、参加者の皆さまから『もう少し温熱環境に関する三田村座長のお話を聞きたい』という御要望が多数上がり、第4回エコ改修検討会の中で追加講義を行うことになりました。

次回、第3回エコ改修検討会は、平成20年1月11日(金)に開催の予定です。
また、第3回環境教育勉強会は、平成20年1月21日(月)に公開セミナーの形式で開催の予定です。

群馬県太田市立中央小学校