モデル校

群馬県太田市立中央小学校

平成20年8月 1日(金)

教室環境についての勉強会


緑のカーテンの効果は?


校舎外壁をサーモカメラで確認


上野先生による講義

8月1日(金)の午後1時半~4時45分、教室環境についての勉強会が、中央小学校会議室にて行われました。

今回の勉強会は、三田村座長(足利工業大学)と上野佳奈子先生(明治大学)を講師にお迎えして、「夏の学校歩き~涼しいところさがし~」と「教室の音環境について」をテーマに開かれました。
参加者は、教職員13名の他、教育委員会、設計事務所、事務局を含めて20名です。

始めに倉林校長先生よりご挨拶を戴きました。
続いて、冬の学校歩きでも講師をしていただいた三田村座長による、夏の学校歩きの注意点や機器取り扱いの説明です。冬には参加者が多かったため、計測機器を実際に触る機会が少ない方もいらっしゃいましたが、今回はどの先生方も1つは計測機器を手にしていただきました。
学校歩きに出発する前に、まず校内で涼しいところを予想してみました。残念ながら8月に入って防犯管理上の観点から校内の窓や扉は全て施錠されているため、普段の風通しがよい廊下や教室とは同じ状況ではなかったのですが、日頃の経験などから涼しいところの候補が挙げられました。

予想をしたところで早速学校歩きに出発です。
今回、昨年の第1回エコ改修検討会で行った夏の日射遮蔽の模型実験を、実際の教室で再現してみました。南側校舎の最上階に、①窓の外側にすだれをかけた教室、②窓ガラスだけの教室、③窓の内側にカーテンをかけた教室、の3つの教室を用意しました。
当日は、やや雲が多かったため、窓面が受ける日差しは少なかったのですが、それでも各教室に僅かながら差が出ていて、すだれをかけた教室が一番涼しいという結果になりました。
また、今年は理科室、職員室、校長室、保健室などのあちらこちらで緑のカーテンの取り組みをされているので、その効果を測定したり、増築の計画が提示されている昇降口廻りについても計測を行いました。そのほかにも、気になったところや最も涼しいと予測されたところを班毎に計測していきました。
さらに、サーモカメラを使って、校舎の南側壁面の温度分布や緑のカーテンとの温度差なども、参加された先生方に実際に見ていただきました。

計測が終わったろことで、涼しいところの予想や結果について話し合っていただいた結果を発表です。
冬に最も寒かった北側校舎1階北向きの家庭科室が最も涼しいという予測が当たっていたり、サーモカメラでは屋根面が非常に高温を示していた昇降口の室内が予測よりも涼しかったことに疑問を感じたりされたようです。
発表を受けて、三田村座長より計測結果をまじえながら、温熱快適性や放射熱を中心に解説をしていただきました。

休憩をはさみ、続いて「教室の音環境について」の講義となりました。
講師の上野佳奈子先生は建築環境計画をご専門とされており、今回は、オープン教室の音環境の実態について、教師を対象としてアンケート調査、授業中の観察調査や音響調査の結果を紹介しながら、現状と課題を整理してお話しくださいました。
オープン教室の形態にもいろいろあることや、運営の形態や教員の指導体制によって評価が異なること、オープンな教室だけではなく閉じることもできる、または閉じた教室もあると柔軟な運営ができるので教室としてより使い易いこと、などを伺うことができました。

群馬県太田市立中央小学校