モデル校

群馬県太田市立中央小学校

平成22年1月19日(火)

5年生 特別授業「どうしてエコ改修なのか? "あたたかさ"のしくみ」


教室の気温は何度かな?


床をサーモカメラで見ると…


放射温度計でいろいろ測ってみよう

1月14日木曜日、1・2時間目に5年1組、3・4時間目に5年2組で「どうしてエコ改修なのか?/"あたたかさ"のしくみ」という特別授業を行いました。講師は、エコ改修座長の三田村准教授(足利工業大学)です。

これは家庭科「快適な住まい方を考えよう」の発展内容として実施されたもので、エコ改修された中央小学校の校舎を題材にして"あたたかさ"はどのように感じるものなのかを教えてくださいました。

まず前半の1校時は「どうしてエコ改修なのか?」です。
初めに改修前の校舎の写真を見せ、次に改修後の校舎の写真を見せて、どこが改修されたのかを5年生のみなさんに質問しました。比較してみるとずいぶん外観が変わったことに改めて気がつきます。続いて教室の中についても工事前後の写真を比べてみました。
5年生のみなさんは目で見て変わったところを次々と指摘していきます。
それを受けて三田村先生は「いろいろ変わっているよね。変えたのには目的があるんだよ。」と、どうして改修したのかについて考えてみようと問いかけて、お話が展開されていきました。そして、地球温暖化の状況や温室効果ガスの仕組み、そして私たちの生活とのつながりについてわかりやすくお話してくださいました。

後半の2校時は「"あたたかさ"のしくみ」と題して、校舎の中で変わったところの写真をみながら、どんな効果があるのか、"あたたかさ"にどのように関わってくるのかを解説してくださいました。
また熱の伝わり方には、伝導、対流、放射の3つがあることを、身近な例を挙げながらお話してくださいました。人のからだの熱の伝わり方によって"あたたかさ"を感じるかどうかが変わってくること、特に壁などまわりの表面温度から感じる温度が快適さに影響することをお話されました。
そこで教室の中のいろいろなところの表面温度をグループ毎に放射温度計で測ってみました。当日は晴天でしたので、朝から太陽集熱による床暖房が稼働しており、1時間目でも教室の床表面が約20℃と最も高い温度を示しました。
また、サーモカメラで床を写してみると、表面上はどこも同じカバザクラのフローリングですが、カメラを通すとくっきりと床暖房の温水配管が赤く写り、5年生のみなさんも「おぉっ!」と驚いていました。

最後は三田村先生から「おうちに帰ったら、自分の家はどうなっているのか確かめてください。」との呼びかけで授業が終わりました。

5年生のみなさんからは、「変わったのに気がついていなかったことがあるとわかった」「どういう仕組みになっているのか、初めて知った」「温度がわかるカメラがあってびっくりした」...などの感想が挙がっていました。
また、担任の先生からは「工事をしたことはわかっていても、新しい教室に引っ越したばかりだったので、教室が何のためにどのように変わったのか、どうなっているのかについて聞くことができてよかった」とのお話がありました。

今回はそれぞれの教室内での授業でしたが、校舎がどのように変わったのかを実際に確認したり、触ったり測定したりして数値でも確認するなど、次のステップの授業も行われるとより今回の授業内容に対する理解が深まるのではないかと思いました。


群馬県太田市立中央小学校