モデル校

埼玉県立浦和高等学校

平成19年5月30日(水)

第1回学校エコ改修検討会


実験前の概要説明


実験開始


グループごとに発表

関係者の皆様の御協力により、この事業に対して予想を上回る反響がありました。検討会の公募には、建築設計、設備、造園、メーカー、エネルギー等々、様々な業種の方々に加え、PTAの方々からの応募もありました。
また今回は、環境教育検討会との合同開催ということで、座長の柴崎先生を始め、学校関係者、浦和高校の生徒等も参加し、総勢で50名を超える参加者による開催となりました。

最初に、第1回の検討会ということで、関係者のあいさつ・紹介から始まりました。

環境省の白石様からは、今回の事業の3つの目的として、①学校を地域のシンボルとして、使いやすく環境に配慮した改修とすること、②環境建築の技術者の方々、そして学校に関わっている教職員、生徒、PTA等の方々が環境について「学ぶ場」として役立てること、③この事業が終わった後、改修された校舎そのものが教材となって、環境についての理解を深めることを目的としていることのお話がありました。

また、今回の座長である八代先生(ものつくり大学准教授)より、浦和高校という全国的にも知名度の高い学校で、高校における初めてのエコ改修ということで非常に注目を集めていること、この検討会の特徴は、通常の改修では改修の提案者と実際の利用者側がコンペ等で「点」でしか触れあえないところを、改修の提案者と利用者側が出会い、いろいろと話をできる貴重な「場」となるところに特徴があるとのお話がありました。

引き続き、今回の事業についての説明を、エコフローサポート本部と事務局で行いました。

エコフローサポート本部からは、今回の事業の説明と、
平成17年度に実際にエコ改修を行った北海道の中学校を例に、地域の特徴をきちんと捉えた改修を行う必要性についての説明がありました。
また、在来住宅と高断熱住宅のエネルギー消費量の違いを示し、環境に配慮するためには、性能の良い建物を造りそこを利用するだけではなく、その利用方法、使い方も重要であるとのお話がありました。

事務局からは、今回の検討会や、その後のプロポーザルから工事に至るまでの具体的な計画についての説明を行いました。

続いて、第1回検討会の講義・ワークショップに移りました。
札幌市立大学の斉藤雅也先生から、「建物内の熱の振る舞いを学ぶ」と題して、
・住環境の涼しさ、温かさとは何か
・エアコンの普及率
・ヒトの温度感覚(快適温度と実現温度)
・箱実験による温度測定のねらい
についての講義がありました。

その後、ワークショップに移りました。
6班に分かれて各班で自己紹介、担当を決めた後、実験材料を組み立て、箱模型による実験を開始しました。
実験に当たっては、ものつくり大学の学生6名に、アシスタントをお願いしました。

夏の実験と冬の実験をそれぞれ3グループずつ、各々の環境条件を変えて実験を行い、実験結果をグラフにまとめ、各班のリーダーが発表を行いました。

実験後、斉藤先生から実験結果について、次の5点の講評がありました。

①日射遮へいを窓の外側で行う効果について
②冬の蓄熱の差について←日射取得の重要性について
③夏の蓄冷の差について←夜間換気の重要性について
④ランプと箱の距離の違い=窓の大きさの違いによる温度変化について
⑤自分の快適温度を正確に把握する重要性について

終了時刻をオーバーするほど、熱気に包まれた講義・ワークショップとなりました。

次回、第2回学校エコ改修検討会は、平成19年6月22日(金)に開催の予定です。

埼玉県立浦和高等学校