モデル校

福井県坂井市鳴鹿小学校

平成19年10月18日(木)

第7回目:エコ改修検討会レポート その2








構想案資料

【D班】
(発表)
・緑化面積を目に見えて拡大させる。
→エコ改修そのものの効果を促す。
→鳴鹿小学校は、PTAや地域の方々の協力が大きい学校だと聞いているので、緑化維持を地域密着型で進めていけないか。
→緑化維持は、今までの失敗例を踏まえながら進めていくことはできないか。
→南面には高木をランダムに配置し、木陰づくりをする。木と木の間を歩いて通れる空間づくりを行う。
→木陰にベンチや机を置く。地域の人達が気軽に学校に入ってくることのできる動線を確保できれば。

・壁面緑化。
→卒業記念なども活用し、子ども達のデザインを壁面緑化に生かしていくなど、子ども達や先生、地域が大切にしたくなるような作り方をしてはどうか。

・ビオトープまでのアプローチ。
→今あるビオトープはそのままに、そこに至るまでのアプローチとして県産材・間伐材を利用したデッキをつくる。
→児童クラブの周りは何かしらの水場をつくる。(涼しくなる)
→児童クラブの周りにある遊具場は子供達の遊び場なのでそのままにし、そこの地面の下に水を通し、デッキまでくると水が地上に現れ川となりビオトープに流れ込む仕掛け。

・北側は駐車スペースの利用を最大限に生かした中で緑化を確保してみたい。

・1階には広い空間を。壁はなるべく取り払う。

・2階は吹き抜けスペースをつくる。(1階中庭の上辺り)

・一般教室の隣になるべくワークスペースを設け、授業の広がりをサポートできれば。

・3階は特別教室で。なるべくオープンにできるように。

・児童クラブに特別教室を持ってくることが可能であればいいが、学校とは別の管理であるために、このまま据え置きで。

(講評:吉田伸治座長)
・緑化維持はやはり賛否両論で、管理を地域と密着してできればそれは望ましい。

・本体(校舎)の省エネについて等について、もう少し検討できるとよかったのではないか。

・実効性を伴う壁面緑化はなかなか難しいと考えられる。

・3階が暑いという学校側のニーズ(今の現状)をクリアするためには、壁面よりも天井の遮熱をどうするかがポイントとなるのではないか。

(感想:鳴鹿小学校教員)
・緑が増えるというのはとてもいいと思うが、木を植えるのならば実のなる木など、子ども達が行きたくなるような木を、児童クラブの周りの水場も、魚がいる水場等、子ども達が行きたくなるような仕掛けづくりをすれば、結果、子ども達が楽しんで維持管理ができるのではないか。

・3階に特別教室が固まっている事が残念。

・教員にとって、学校は職場でもあるため、オープン化もいいが、教員がほっと一息つける場があると有り難いので、そのような提案も頂きたかった。


【E班】
(発表)
・「風も光も人も集う学校」がテーマ。
→思い…子ども達がいつも気持ちのいい風と光を感じながら学べるように。また、気持ちのよい環境で子供と先生方が環境について学び、その成果を家庭に持ち込み、家庭や地域に浸透していき、新しく生まれ変わった学校に地域の方々にも集ってもらえる学校に。

・一番のエコは人が移動する事。
2階の間仕切りを少しオープンにし、季節で移動できるプラニング。

・空間的な余裕も必要。
2階の南側に「ひだまりテラス」をつくる。

・熱負荷を遮る仕掛け。
→ガラス面には、水平のひさしを導入する。
→バルコニーには壁面緑化。(例:つたをはわすなどして、子ども達の環境教育や理科の一環としても)

・北側に吹き抜けと大きなガラス面による開放的なつくりを。
→北側が薄暗い印象。
→充分な自然光を確保できる。
→ガラスの屋根が張り出すようなイメージ。

・1階に土間的なつくりを。
→いろいろなコーナー(図書・パソコン・スタジオ等)がゆるやかに結びつく空間に。
→生徒の成果物等の展示が土間空間を使って自由にできる仕掛けづくり。

・屋上は、置屋根形式で太陽光発電を。
→周りに緑が豊富にあるので屋上緑化をつくらなくてもいいのではないか。

・冬場の地熱利用。

(講評:吉田伸治座長)
・北側のガラス面による、明るさの取り入れは、学校空間として均一の照度は大切なので、いい着目であると考える。熱負荷の課題が出てくるので対処方法を考えなければいけない。

・子ども達の活動をいかに見せるかという配慮がいいと思う。(土間的空間)

・外周についての提案がなかったのが残念。

・土間的空間という着目は面白いが、位置をもう少し考えるといいのではないか。

(感想:鳴鹿小学校教員)
・断面図を見ていると夢のある校舎だと思う。北側が大変に明るくなる事と、子ども達の作品や記録の展示への配慮は有り難い。

・2階の水回りや手洗いがどうなるのか提案を頂きたかった。

・壁面緑化についてはいろいろな意見を聞くことができたが、省エネ効果ばかりを期待するのではなく、総合の時間での環境教育や理科のへちまの実験など、学習の一環として取り組んでみたいという思いはある。

・思いきって5年生6年生の教室を3階にあげるというレイアウトはどうか。一般教室と特別教室の関係が非常に難しい課題だという事がよく分かった。

・北側のガラス面だが、積雪によるダメージは大丈夫なのか。(→積もらない勾配・角度にすれば大丈夫)


【グループ発表を終えて 感想:小田桐直子氏】
 全てのグループが発表し終えた後、エコフローサポート本部の小田桐さんより他のモデル校との比較という視点から感想を頂きました。

・大変具体的な案が多く出たので、座長や先生方からも具体的な指摘を頂けたのだと思う。プロポーザルを控えているにもかかわらず、出し惜しみをしない構想案を聞くことができ、大変に有意義であったと同時に、このような具体的な発表がとても大切であることが分かった。

・壁面緑化についてはどこの学校でもいろいろと議論になる。その場合の提案方法としては、大きいものでやるのはやめて、小さいもので成功すればもう少し広げてやってみよう、と学校の先生方も負担なく楽しみながらできるので、設備として導入するのではなく、仕掛けだけつくっておく。また、壁面緑化のいい面は、環境教育だけでなく、食育にもつなげることができる。キュウリを自分たちで作ってそれを給食で食べる。キュウリが苦手な子ども達も、自分でつくったキュウリならと食べてくれる事も多い。

・学校で学んだ事を家に持ち帰り、家でもそして地域でも環境に関する高い意識が浸透していける学校づくりを提案してくれたグループがあったが、まさしくこのエコ改修検討会に参加してくださった皆様が、ここで勉強した事を、職場や家庭に持ち帰り、生かしていってもらいたい。


【グループ発表を終えて 総講評:吉田伸治座長】
 壁面緑化でキュウリやへちまを育てるというのは、容量があるため、熱吸収率もあがるので、いい案だと思うという事や、仕掛けづくりをするという事は100%を目指さないという部分にもあたる思う事、地熱についての提案が少なかった事等、最後に吉田伸治座長に総講評を頂きました。


■第7回目:プログラムスケジュール

   日:2007年10月18日(木)晴れ
   時:14:30〜
   会場:鳴鹿小学校体育館
   司会進行:事務局(有)PTP吉村恵理子

【開会】
1. 開会の挨拶 吉田伸治座長(福井大学大学院工学研究科准教授)
2. 事務局より、本日の予定・配付資料の確認、構想案作成についての説明

【ワークショップ】
3. グループ毎に、鳴鹿小学校を題材としたエコ改修構想案の作成

【発表・講評】
4. グループ毎に、鳴鹿小学校を題材としたエコ改修構想案の発表と講評・感想:吉田伸治座長・鳴鹿小学校教員
5. 感想:小田桐直子氏(エコフローサポート本部)
6. 総講評:吉田伸治座長

【閉会】
7. 閉会の挨拶 鳴鹿小学校校長・環境教育検討会座長 能美進氏
8. 閉会の挨拶 坂井市教育長 川元利夫氏
終了


*以上で鳴鹿小学校平成19年度エコ改修検討会は全て終了しました。次はプロポーザルに進みます。

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