モデル校

愛知県豊田市立土橋小学校

平成23年9月28日(水)

土橋小エコ・メッセージ~新校舎でエコさがし 親子でエコ改修の効果を科学しよう~②


水(気化熱)の実験の様子


児童の発表の様子


アドバイザーの先生からの講評

■測定と実験でエコ改修の効果を科学
 佐藤先生からエコさがしの説明を受けた後、20グループに分かれた児童と保護者は、校舎内の各測定・実験ポイントへ移動しました。環境測定の内容は、第10回環境教育研究会で教職員が事前体験した温湿度、放射温度、照度の測定です。今回は、名古屋工業大学の大学院生がサポートに駆けつけてくれました。大学院生から測定機器の説明を受けると、児童ははじめに"暑い-涼しい""心地よい-心地よくない"等の体感チェックを行い、その後に温湿度等を測定しました。児童から「測定した温度以上に涼しく感じる」という意見が出ると、大学院生が4要素について改めて説明を行い、児童が原理を理解するサポートをしてくれました。北棟の多目的スペースで行った断熱の実験では、断熱材の有無による壁面温度の違いを体感しました。実験の時間帯が午前中ということもあり、測定結果は児童の予想外でしたが、設計者から「一番暑いお昼の時間や、真夏・真冬に測定すると結果が違うよ。今後やってみてね。」と説明を受けると、元気よく「はーい」と答えていました。風のやぐらでは、タンポポの種を飛ばして、温まった空気が上昇するドラフト効果を視覚化・体感しました。ガラスの実験では、シングルガラスとペアガラスに電球を照射させ、手で触ったり、表面温度を測定したりして、ペアガラスの断熱効果を体感しました。水の実験では、電球の熱で暖まったすだれに霧吹きをして、水が蒸発する際に熱を奪う作用「気化熱」を体感しました。

■土橋小から家庭、地域へ
 エコさがしから戻ると、各グループで測定・実験結果の取りまとめを行い、発表内容について話し合いました。その後、5グループずつ4ヶ所に分かれ、各ヶ所にアドバイザーの先生に1名ずつ付いて頂き、5・6年の担任の先生の進行で発表を行いました。発表では、エコさがしで見つけてきた新校舎のエコなコトを写真で示しながら、測定・実験を通して分かったことや感じたことを発表していきました。児童からは「窓の開閉(通風)があるとないとでは暑さの感じ方が違った。暑い時は風を通して涼しくしたい。」「ペアガラスだと熱が伝わりにくかった。気化熱の実験も面白く、水をかけると10℃くらい温度が下がった。簡単な方法だから家でもやってみたい。」といった発表がされました。
 アドバイザーの先生方からは「測定結果を踏まえた考察が出来ており素晴らしいと思う。こうした測定や実験を通して、エコ改修効果の原理を理解し、友達や先生と話し合いながら表現する言語を獲得して欲しい。そして、家庭や地域にエコな取組みや効果を広げていって欲しい。」といったご講評頂きました。

 今回は、限られた時間の中で多様な測定・実験があり、全員が全てを体験することが出来ませんでしたが、今後もこうしたエコ改修を活用した環境教育に今後も取組んでいってもらいたいです。

愛知県豊田市立土橋小学校