テーマ「環境と建築」
・講 師 : 善養寺幸子さん(エコフローサポート本部 本部長)
・開 催 日 時 :平成23年10月28日(金)14:40~15:25
・開 催 場 所 :堺市立堺高等学校 視聴覚室
・参 加 者 数 :生徒40名、生徒以外約10名、計約50名
・プログラム :講義「環境と建築~プロフェッショナルとして考えること」
建築インテリア創造科1年生40名が環境建築のプロから学ぶ
堺市立堺高等学校には「建築インテリア創造科」という建築を専門に学ぶ学科があります。この学科で学んだ生徒たちは、将来、建築やインテリア関係の職業につくことを目指して、高校3年間に専門的な教科を学びや実習を経て卒業します。
平成23年度はこの建築インテリア創造科の1年生などを対象に「エコ改修工事研究会」を実施し、3回目を迎えました。今回は、エコフローサポート本部・本部長の善養寺幸子さんをお迎えし、環境と建築のプロフェッショナルとして常に考えておられる事を色々な角度からお話しをお伺いしました。
今回の研究会については堺市立堺高等学校のホームページでも紹介いただいています。
○「第3回エコ改修工事研究会を行いました」
第3回「環境と建築」では
今回の第3回研究会では、これまでの研究会でエコ改修工事の工事中の現場に入り、図面を手に、設計者や現場担当者より今回のエコ改修工事のポイントについてお話しをお聞きしたことを活かして、「なぜエコな建築が必要なのか」人間の進化や特長を出発点にお話しをお伺いし、また、「熱を理解し学ぶ」ことを具体的な建築技術や事例に基づいてお話しいただきました。
生徒のみなさんは前回の現場の見学にて実際に目にした、断熱技術などの意味や必要性についての分かりやすいお話しに熱心に耳を傾け、一部、難しい内容もありましたが最後まで集中して話を聞き、時間が足りないほどでした。
人間と環境をつなぐ建築
今回の講義では、まず最初に人間の体毛の進化からお話しがスタートし、人間の特長は汗腺機能であること、体感温度の6要素などについてお話しいただきました。次に室温のバリアフリーや設備計画をする前に熱を理解することの重要性、日本の暖房の問題点、サッシの断熱性能、室内外の温度差と建物の熱効率を上げる工夫、などについてお聞きし、最後に断熱性能と蓄熱性能について実際に善養寺さんが設計された住宅を事例にお話ししていただきました。
エコ改修は知識が必要
質疑応答では、「エコ改修を行うときに注意しなければならないことは何ですか?」という質問に対して「エコ改修を行う際には、新築の建物を設計する以上に知識が必要。エコ改修を行う建物の条件によって、やれる事に限界があるので、多様な手法についての特長や性能、工法についての知識や経験を持って目指す性能を組み立てる必要がある」、「必要な手法を探す時、見つかったものを疑ってかかることが大切。1つの方法を見つける時には100の方法を探して、あきらめないことが重要。もしも、その時に必要な手法が世の中に無ければ作ればいい」とご示唆いただきました。
約45分間の講義でしたが、充実した講義内容に約40人の生徒も常に集中して善養寺さんのお話しを聞いていました。
善養寺さん、本当にありがとうございました。
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