モデル校

神奈川県横浜市立新羽中学校

平成23年9月 5日(月)

ビオトープ作りが始まりました


ベントナイトシートを一枚ずつ敷いて行きました。


バケツリレーの様子。みるみるうちに土が運び込まれます。


最後に穴の中を3周して土を踏み固めました。

新羽中学校では、夏休みに入ると同時にエコ改修工事に着工し、現在も校舎や外溝の工事が進められています。昨年度の環境教育研究会から、生徒たちと協力してビオトープ作りを行うことを検討してきましたが、8月29日より、いよいよビオトープ作りが始まりました。
新羽中学校のビオトープは、長さが約18メートル、幅は狭いところで約1メートル、広いところでは約2.4メートルの細長い形で、手作りのビオトープとしては大規模なものとなっています。あらかじめ、改修工事の業者の方に重機で穴を掘っておいて頂き、29日は、①クッションシートの敷設 ②ポリエチレンシートの敷設 ③防水シート(ベントナイトシート)の敷設 ④土の埋め戻し という手順で作業を行いました。
新羽中学校ではこの日から授業が始まったので、全校集会が行われていた午前中に、事務局や設計者などの大人の手で、クッションシートおよびポリエチレンシートの敷設と、吐水口まわりなど構造が複雑な箇所のベントナイトシートの敷設を行いました。クッションシートは、尖った石などがベントナイトシートを傷つけるのを防ぐ為にクッションとして敷いておくもので、生徒達に呼びかけ、あらかじめ集めておいた不要なバスタオルやシーツなどを使用しました。
午後からは、前半後半に分け、前半の2時間は自然科学部とバレーボール部の生徒達に協力してもらい、防水シートの本体であるベントナイトシートの敷設を行いました。ベントナイトシートとは、黒いポリエチレンシートの裏に、ベントナイトという天然の粘土がついたシートです。ベントナイトは乾いているときは粒の粗い砂状の物質ですが、水分を含むと粘度が増し、水を抱きかかえて水の壁をつくる作用があります。このベントナイトの膨潤作用によって防水を行う仕組みです。幅約1.5メートル、長さ7メートルのロール状のベントナイトシートを、ビオトープの側面や底面の大きさに合わせてカッターで切り、20センチほど重ね合わせながら敷き詰めました。シートを重ね合わせた部分は、汚れをふき取り、隙間に土などが入り込まないようにテープで塞いで仕上げていきました。
後半の2時間は、自然科学部とバドミントン部の生徒達に協力してもらい、土の埋め戻し作業を行いました。まず、ベントナイトシートの隙間に充填するために用意していた砂状のベントナイトの残りをビオトープの底に撒き、その後ビオトープを掘削した際に掘り起こした土から石を取り除き、土をスコップでバケツに入れてバケツリレーの要領で埋め戻しを行いました。20~30センチほどの深さになるまで土を戻し、踏み固めたところでこの日の作業を終了しました。
今後は、工事業者の方に協力して頂いて残りの土を側面などに戻した後、生徒達の手で田んぼの土を入れる予定です。その後、タンクやポンプを設置し、生き物や植栽を入れるなどして、春ごろの完成を予定しています。

神奈川県横浜市立新羽中学校