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そして,グループごとにとりまとめたエコ改修構想の発表を行いました。各グループからの発表内容の概要は以下のとおりです。
A班「自然に対する感謝 ~風・光・熱・水・安心安全健康~」
・中庭を半屋外空間とし,自然を感じながら生活(学習)できるようにする。
・エコ改修モニュメントとして,展示空間も兼ねた"ワンダーツリー"を設ける。
・児童や地域の手でメンテナンスできる範囲で,緑化を推進する。
松岡先生:
中庭に集中した分,リアリティの高い提案でした。シークエンスを踏まえた回遊性の向上,ワンダーツリー,大窓のランダム設置等,非常に面白いと感じました。
B班「地域のエコリーダーになろう/学ぶ場の拡大/エコシンボルが欲しい」
・エコ改修を機会に,地域にとっても親しみのある空間とする。
・子ども達の生活(学習)環境の向上も重要。屋内に教室以外でもくつろげる子ども達の居場所をつくる。
・子どもや地域からも分かる,エコ改修のシンボルを設ける。
近本先生:
地域の人が必然と関わる(メンテナンスする)ものを意図的に設けることで,連携強化を図る。また,エコシンボルを子ども達がつくりあげていくのも面白いと思います。
C班「つながり ~人・自然・地域・教育~」
・現行では廊下=通路となっている。各校舎南側に縁側を設け,児童が移動も会話をできる居心地の良い空間にする。
・北校舎は普通教室を2階以上に配置し,1階は特別教室や地域スペースとする。
・あかしやの森や隣接公園を緑でつなぐ。
松岡先生:
筋の通った非常に良い提案でした。地域スペースの提案もありましたが,地域とのつながりについて今後もさらにアイデアを出し合って欲しいと思います。
D班「触れ合い育ち育てる空間」
・正門を玄関も兼ねたエコステーションとして整備する。
・コンピュータ室を抜き取り,中庭と運動場をつなげる。
・あかしやの森から中庭へとせせらぎを流す。
近本先生:
非常に楽しく提案をお聞きしました。中庭にデッキを設けるとありましたが,内部空間とするか外部空間とするか,さらに議論を深めて欲しいと感じました。
E班「風と緑で明るくつながるエコの心」
・自然の力を取り込み,子どもの心や地域を明るく,エコの心を波及させていく。
・北校舎1階にエコ改修の展示スペースを兼ねたコミュニティスペースを設ける。
・内装材には地域産材を利活用する。
校長先生:
非常に面白い提案でした。それぞれの改修メニューにエコ改修の意義を持たせられるとさらに良くなると感じました。
最後に,座長やアドバイザーの先生方から以下のようなご講評を頂きました。
高柳氏(エコフローサポート本部):
どれも素晴らしい提案でした。学校エコ改修と環境教育事業なので,教育につながる提案についてもぜひ考えて欲しいです。そして,この研究会で学んだことを地域の建築に活かしていって欲しいと思います。
松岡先生:
"ふれあい""つながり"が共通項であると感じました。加えるだけでなく,減らす,建物に穴を開け,自然をより感じられる多孔質な空間にするのも面白いとおもいました。
校長先生:
どれもワクワクする提案ばかりでした。教育研究会はスタートしたばかりです。エコ改修に絡めた教育についても,これから話し合っていきたいと思います。
近本先生:
技術者,教職員,地域住民が一緒に議論できた非常に良い機会でした。これから設計に進んでいきますが,皆で一緒に知恵を出し合い,協力して,朱四校エコ改修に取り組んでいって欲しいと思います。
昨年の12月から約3ヶ月で全6回と,非常にタイトなスケジュールの中で開催してきた環境建築研究会も今回で終了となりました。ご参加下さった技術者の皆様,教職員や地域の皆様,座長の近本先生をはじめご講演頂いた講師の皆様,本当にありがとうございました。
今後は朱四校環境建築研究会で学んだことを仕事や生活の中に取り入れ,活かしていくとともに,エコの環(エコに取り組む人の環)を広げていって頂ければと思います。
朱四校エコフロー事業は,これから設計者選定,設計会議,設計,改修工事と進んでいきます。事業進捗状況は,エコフロー事業HPやあかしやエコ便りにてご報告していきます。
詳細はこちら→【あかしやエコ便り】(PDF形式:1.1MB)
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