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■第5回環境建築研究会概要
テーマ:基本構想案を考える
日 時:平成22年2月26日(金)14:30~17:30
場 所:朱雀第四小学校 多目的室
内 容:講義 これからの学校の在り方を考える②
「デザインマインド」-環境学習素材としての学校建築-
講師:松岡拓公雄氏(滋賀県立大学教授)
WS 基本構想案を考える
「宿題を発表する」
「講評を踏まえ,提案を練る」
講師:近本智行氏(立命館大学教授)
■講義 これからの学校の在り方を考える②
「デザインマインド」-環境学習素材としての学校建築-
最初に,滋賀県立大学の松岡先生よりご講演頂きました。松岡先生は建築教育に強い関心を抱かれており,朱四校のエコ改修が始まるにあたり,環境学習素材としての学校建築に関するお話をして頂きました。お話頂いたポイントは以下のとおりです。
・エコ改修のポイントは快適で気持ちの良い小学校を目指すこと。そのためには,環境・防災・地域づくりの視点が重要であり,児童がより人間的でいられる,環境教育を活かす学校空間となる必要がある。
・木造は二酸化炭素排出量が少ない建築工法である。木材は再生可能な資源であり,環境教育素材の最たるものである。木に触れ,木を学び,育て,守り,共に生きることの重要性を感じられる学校空間になると良い。
・建物内部と外部の間にワンクッション「縁(EN)」を設けることも,今回のエコ改修のポイントである。外でもあり内でもある「縁(EN)」では,人は気持ち良いと感じられる。京都のお寺でも感じることのできる日本建築の重要な教えである。
他にも,滋賀県立大学のエコキャンパスとしての役割,木材を活用したプロジェクトなど,非常に興味深いお話をして頂きました。
■WS 基本構想案を考える「宿題を発表する」
その後,各グループに分かれて,参加者の方にお願いしていた宿題について意見交換を行いました。宿題の内容は建築研究会と教育研究会で少し内容は異なりますが,大きく分けて「1.現状を整理する」「2.改善策を検討する」「3.将来像を描く」の3点です。意見交換を行った後,グループごとに発表して頂きました。各グループからは以下のような意見(提案)が出されました。
A班:
・エコ改修を契機とした環境教育にも取り組んでいきたい
・学校が一つの"村"や"里山"となると面白い
・コンセプトに基づき,エコ技術を組合せて,付加価値を生み出す
B班:
・飼育小屋を中庭に移動し,水の流れをつくり,観察園とする
・北校舎の北側を緑化等により,環境改善する
・体育館の屋根に高反射塗料を塗布して,夏の温度上昇を抑える
C班:
・京の古き良き知恵を新しい方法で活用する
・自然の恩恵を肌で感じられ,感謝できる環境をつくる
・京都の間伐材を用いたデッキを中庭に設ける
D班:
・朱四校は地域との関わりが強く,環境教育にも力を入れている
・一足制も関係し,正面性が無い
・児童のエコ心を育て,児童がそれを家庭や街に広めていくことが重要
E班:
・内装材に木材を利用し,環境教育の成果等を掲示しやすくする
・低学年の児童にも分かるようなエコ改修を交えたエネルギー学習を行う
・緑と共に自然を感じられる学校とする
など
■WS 基本構想案を考える「講評を踏まえ,提案を練る」
各グループの発表に対し,座長の近本先生と講師の松岡先生から以下のような講評を頂きました。
・朱四校の環境教育をどうエコ改修に取り入れていくかがポイント
・緑を維持するため,児童のエコ心を育てるための仕組みづくりが重要
・京都は日本(世界)最大の木材都市。京の文化を学び,活かして欲しい。
・自然の恵みを上手く利用し,コンセプトに基づいた技術提案を行って欲しい
参加者の皆さんは他グループの発表や先生方の講評に対し,メモを取りながら真剣な面持ちで聴かれていました。次回はいよいよ最終回,基本構想案をまとめていきます。
詳細はこちら→【あかしやエコ便り】(PDF形式:1.4MB)
■次回研究会(第6回環境建築研究会)の案内
第6回環境建築研究会を下記のとおり開催いたします。
○テーマ:基本構想案をまとめる
○日 時:平成22年3月9日(火)14:30~18:30
○場 所:朱雀第四小学校 多目的室
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