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用語の解説

教育情報

住まいの環境教育をはじめ、ライフスタイルの変革をめざす環境教育が広く普及することを目的として、環境教育に関わる支援情報を提供していきます。

用語の解説

あ い と な の は む め も ら る れ ろ や ゆ よ わ を ん 英数字


雨量計
降った雨の量を計る装置。雨量は、1uの水平面上に何ミリメートル(mm)たまったかで示す。雨を装置にためて、水面がどれくらい高くなったかをミリメートルに換算して示す。雨量10mm は、0.01立方メートルの意味であり、1uの地面上に10リットルの水をこぼしたのと同じ量。

打ち水
土ぼこりが舞い上がるのを防いだり、涼を得たりするために、玄関先や庭先に水を撒くことで、昔から行なわれてきた日本人の知恵の1つ。最近では、夏の暑い日に熱くなった路面などに水を撒いて都市の気温を下げようと、東京都などで大規模な取り組みが行なわれている。


屋上緑化
建物の屋上に人工の地盤をつくり、そこに植物を植えて緑化すること。通常、軽量骨材によって排水層を設け、その上に土壌を盛って植栽する。大気の浄化、ヒートアイランド現象の緩和に効果がある。植物の生育に必要な土壌量を確保しつつ、建築物にかかる荷重を減らすことが重要である。


換気
室内で人が生活していると、人が呼吸したり調理したりすることによってCO2 などの汚染物質が発生し、また、人体や電気製品・照明器具などからは熱が発生する。これらを室外に捨て、外気から新鮮な空気を取り込むことを換気という。

環境共生建築
建築の内外に見つけることのできる様々な自然の恵み、例えば、太陽からの光や風、昼夜の外気温変動、雪や雨水などを、窓や壁・屋根・床などに工夫を施して積極的に利用できるようにして室内環境を良好に保つ建築のこと。


気化熱(蒸発潜熱)・蒸発冷却
液体が気体に変化するのに必要な熱量を気化熱(蒸発潜熱)という。水の場合の気化熱は、水温によって多少変化するが、1kg 当たりでは概ね2500kJ と考えればよい。つまり1kg の液体の水は、蒸発するときに、その接している物体から約2500kJ の熱を奪って水蒸気になる。したがって、その物体は熱を奪われたことによって冷されることになる。これを蒸発冷却という。


空気温湿度計
空気を構成する窒素や酸素などの分子の運動の激しさを示す温度と、空気中に水蒸気がどれくらい含まれているかを示す湿度をはかる装置のこと。


小型熱環境体験用模型(MiniBem、ミニベム)
断熱の良い家と悪い家の夏の温熱環境の違いを簡単に体験し比較できるように作られた模型。家の形をした模型の半分は、壁には断熱材、開口部にはペアガラスサッシュと外付けの日除け、屋根には屋上緑化を模した木片を施こす。残りの半分は、壁には断熱がなく、開口部はシングルガラスのみ、屋根は鉄板1枚で作る。ランプを夏の太陽に見立てて模型を暖め、屋根の表面温度や室内温度を比較するとともに、開口部から室内に手を入れ、両者の違いを体感することができる。


サーモカメラ・熱画像
赤外線センサーを用いて物体の表面温度を測ることができる特殊なカメラをサーモカメラという。このサーモカメラによって撮影され、表面温度の違いを赤色から青色といった色の違いで表現し、熱いところや冷たいところが一目でわかるように加工さえた画像のことを熱画像という。


(樹木の)蒸散作用
植物の葉では、光合成が行なわれるのと同時に、根を通じて地中から吸い上げた水が蒸発して水蒸気を周辺に発散させている。このことを蒸散作用という。蒸発の際に周囲から気化熱を奪うので、葉の表面温度は高くならないで済む。

自然エネルギー
太陽光や太陽熱・風力・小規模水力・バイオマス・潮力(ちょうりょく)・地熱(ちねつ)などを指す。石油・石炭なとの化石燃料も元をたどれば、遠い過去に生きていた動植物のからだなので、太陽光が起源ということになり、自然エネルギーと言えないことはない。しかし、自然エネルギーというときには、遠い過去ではなく現在起きている自然現象の中から取り出せるエネルギーを表現して、枯渇するおそれがないという意味をこめて「再生可能エネルギー」とも呼ばれる。

遮熱
夏に日射や照り返しを防いで室内の温熱環境を良好に保つための工夫をいう。建物の外壁や屋根の断熱性能をあげること。

受変電設備
発電所からやってくる高い電圧の電力を、私たちが一般に使っている電気製品が必要とする電圧に変える設備のこと。

集熱器
黒色に塗った金属板上に細いパイプを蛇行させ、その上に空間を隔ててガラス板を置き、金属板下面には断熱材を施したもの。この集熱器を、日射が良く当たるように建物のバルコニーや屋根面に置き、パイプ内部に水を流せば、温水が得られ、温水は給湯や暖房に利用できる。

照度
ある面に、どのくらいの光が入射しているのかを1uあたりの光(の量子)の密度で表わしたものを照度といい、単位はルックス(lx)。明るさを示すもっとも一般的指標として使われる。

照度計
ヒトの目の感度に併せて日射や電灯光の強さ(照度)を測る測定器。太陽や電灯から出た光(の量子)が当たると電流が流れるような素子がセンサーになっており、その感度がヒトの目の感度に合わせてある。照度は月明かりなら0.01 ルックス(lx)を下回ることもある一方で、快晴なら100000 ルックスとなることもある。

蒸発冷却
液体が気体に変化するのに必要な熱量を気化熱(蒸発潜熱)という。水の場合の気化熱は、水温によって多少変化するが、1kg 当たりでは概ね2500kJ と考えればよい。つまり1kg の液体の水は、蒸発するときに、その接している物体から約2500kJ の熱を奪って水蒸気になる。したがって、その物体は熱を奪われたことによって冷されることになる。これを蒸発冷却という。


生物多様性
地球上の生物は、誕生から40 億年の進化の歴史を経て、様々な環境に適応するよう多様さを増し、複雑さを増してきた。地球の環境は、数え切れないほどの生物種が場所に応じた相互の関係を築きながら支えている。生物全般が持つこの性質を指して「生物多様性」という。生物多様性の保全は、食料や薬品などの生物資源の確保をはじめとして、人間が生きてゆくうえで不可欠である。


体感温度
温度は物体を構成する分子や原子の振動の程度を全体としてどれぐらいかを表わす物理的な指標だが、私たち人が感じる温度の感覚は、物理的な量が同じなら必ず同じとは限らない。例えば、25℃の鉄板と25℃の木板は物理量としての温度は同じだが、手で触ったときの温度の感覚は異なる。室内の空間であれば、身体全体で感じる温度は、空気や壁表面の物理的な温度とは必ずしも同じではない。身体全体で感じる温度を体感温度という。

断熱
壁や窓・屋根を構成する材料には、熱を通しやすいものと熱を通しにくいものかある。断熱とは、熱を通しにくい材料を壁の一部に使って、例えば、冬には室内から室外へと熱ができるだけ流れにくくなるようにすること。グラスウールや発泡ウレタンなどは、熱を通しにくい材料の代表。


地球温暖化
二酸化炭素などの温室効果ガスが増えて、地球の平均気温が高くなること。温室効果ガスは、産業の発達によって大量の石油や石炭を使う人間の活動が活発になり、また、森の木を切ってしまったことなどによって増えてきているとされる。地球温暖化が進むと、極地の氷が解けて海面が上昇したり異常気象が増えたりして、大きな被害がでることが予想されている。

蓄熱
昼間にレンガを日向に置いておくと、日が落ちてからしばらくしても、レンガは触るとあたたかく感じる。これはレンガが熱を蓄えているからで、このことを蓄熱という。材料には熱を蓄えやすいものと蓄えにくいものがある。建物をつくるときには、熱を蓄えやすい材料をうまく配置して、冬には昼間の暖かさを夜に利用できるように、夏には夜の涼しさを昼間に利用できるようにすることが大切である

昼光照明
太陽からの光は、熱(日射熱)の部分と光(日光)の部分をあわせ持っている。後者の光の部分を昼光という。建物の開口部に工夫を施すことで、熱(日射熱)の部分を遮蔽し、昼光をうまく導いて室内を明るくすることを昼光照明という。一方、昼光のない夜などに、電力を用いて蛍光灯や電球を点灯して室内を明るくすることを電灯照明という。


手回し発電機
プラモデル用の小型モーターの軸にハンドルをつけたもの。ハンドルを回せば、電極に電位差が生じて、電流が流れる。この電流がつくる電場・磁場の変動がエネルギーを運ぶ。電線に豆ランプをつないで光を得たり、小型モーターをつなげて錘(おもり)を上昇させたりすれば、発電から電力の搬送、電力の使用までの全体像を一目にしてみることができる。


日射遮蔽
開口部に十分な深さの庇や外付けの日除け、植物による緑のカーテンを施すといったことで窓から入ってくる日の光(日射)を、室内が暗くならない程度に調節すること。


熱の伝わり方
熱の伝わり方には、伝導(でんどう)・対流(たいりゅう)・放射(ほうしゃ)がある。
例えば、鉄の棒の端を持って反対側を火で熱すると、手で持っている側も次第に熱くなる。このように固体の中を熱が伝わってゆくことを伝導という。
壁などの固体と空気の間の熱の伝わり方を対流熱伝達(たいりゅうねつでんたつ)という。物体の温度が空気よりも高ければ、物体から空気に熱が伝わり、空気の方が温度が高ければ空気から物体に熱が伝わる。熱の伝わりやすさは気流の速さによって違う。たとえば、風の強い日に気温がそれほど低くなくても寒く感じるのは、体表面から風によって熱がたくさん空気に伝わるからだ。
どんな物質でも絶対零度でない限り電磁波を出している。これを放射というが、この放射によって互いに離れた位置にある物体と物体の間で熱が伝わる。これを放射熱伝達という。2つの物体が対面すると、互いに放射を出しあう。その差が正味の熱として伝わる。つまり温度の高い方から低い方へと正味の熱が伝わるのである。

熱伝導率
物体がどのくらい熱を通しやすいかを示す値。厚み1mの物体の両側の表面が1uあるとして、温度差が1K(℃)あったときに流れる熱量を表わす。単位は(W/u)/mKを略してW/mKと表現する。木・コンクリート・グラスウールなど材料ごとに値が異なる。数字が大きい程、その材料は熱が流れやすい。


ビオトープ
ある土地に生きていた生物にとっての環境が、造成開発事業などによって損なわれたとき、都市内の空き地にもといた生物が再び生息・生育できる環境を、人の手によってつくったもの。ビオトープの造成では、昆虫・魚・野鳥など小動物の生息環境や特定の植物の生育環境を意識した空間造りが行なわれる。近年、都市的な土地利用が急速に進行し、池沼・湿地・草地・雑木林などの身近な自然が消失していることから、各地にビオトープが導入されるようになってきている。


ふきながし
風の強さを、細い紙がたなびく様子で目で確認できるようにしたもの。

風速計
気流の速さを測る測定器。屋外の比較的大きな風速を計るものから、室内の比較的小さな風速を計るものまでいろいろある。住環境における測定では、熱線式風速計が良く使われる。これは、電熱線を流れる電流による電熱線の温度上昇と、電熱線の周囲空気の動きによって起こる温度低下の関係から、風速を求めるもの。屋外では通常、0.1〜5m/s(台風のときは35〜40m/s のこともある)、室内では、0.05m/s〜1.5m/s と思えばよい。


放射温度計
物体がその温度に応じて電磁波の形で出している放射量を測る測定機器。この測定器が捉えた放射量は、放射量を出した物体の表面温度に換算して表示される。放射量を温度に換算するために放射温度と表現する。

放射熱
どんな物体でも絶対零度でない限り電磁波を出している。これを放射(ほうしゃ)という。古くは輻射(ふくしゃ)とも言った。焼けた鉄板が目の前にあると、顔などに火照りを感じるのは、体表面の温度に比べて鉄板の温度が高いため、鉄板から出る放射の量が、顔から周囲に出る放射の量よりも大きいからである。このようにして感じる熱を放射熱という。一方、氷柱の前に立つと氷の温度が体表面温度より低いので、体表面から氷の方にたくさん放射が出る。このことによって冷たさを感じる。


水循環
地球上の水は、気圏では水蒸気、陸圏では地表水(河川・湖沼水)や地下水、水圏では氷河・海水として存在している。これらは孤立して存在するものではなく、相互に連続的に流入・流出し循環している。この循環を水循環と呼ぶ。自然の水循環では、大気の水蒸気が雨となって地上に降りぎ、土壌水や地下水として保存され地表に湧きだした後、河川となって山間から沿岸に下り、海に入り、それが蒸発して再び雨となる。この蒸発と凝縮(ぎょうしゅく)をくり返す循環が地球の平均表面温度を15℃に保つのに大きな役割を果たしている。

緑のカーテン
ヘチマやヒョウタンなどのつる性植物を利用して、窓面に入射する日射を遮ること。緑のカーテンは、日差しをやわらげるだけでなく、葉の気孔からは水分が蒸散するため、室内に入ってくる外気の温度を下げ室温の上昇を抑えるのに役立つ。


涼房
窓や壁など主に建物に施こす工夫によって、暑さを凌げる涼しい室内空間を作り出すこと、あるいはそのようにして表現された空間のこと。涼しさは、十分に断熱が施された建物に、十分な深さの庇や外付けのすだれによる日射遮蔽と、風がよく通るように設けられた開口部によってつくりだすことができる。「涼房」に対する言葉は、一般に行なわれている「冷房」である。冷房は、一般的にエアコン装置によって室内空気を冷やすことで行なわれる。


参考資料

財団法人 環境情報普及センター EIC ネット
(
http://www.eic.or.jp)

生物多様性センター 生物多様性情報システム
(http://www.biodic.go.jp/J-IBIS.html)

独立行政法人国立環境研究所 こどものページ
(http://www.nies.go.jp/nieskids/)

東京都打ち水大作戦本部HP
(http://www.uchimizu.jp)

中部電力 緑のカーテンキャンペーン
(http://www.chuden.co.jp/event/osusume/green/)